Hongkong, Macau and Shenzhen

 

 

お休みを頂き、中国の特別行政区の香港、マカオ、そして中国本土の深圳に行ってきました。

連休の為ご不便をおかけしたお客様方申し訳ありませんでした。

 

今回の旅で感じた事は、日本が過去数十年に渡り東アジアの経済を始めファッションやトレンドを牽引して来た時代はもう終わりなのかなと言う事でした

インターネットの普及により得れる情報のタイムラグがほぼ無くなり、国民の根本的な部分が物を言う時代。若者がどんどん新しい物を取り入れほとんど物を電子化する彼等、未だに貨幣を使いファックスを使ってる我が国.

警察がセグウェイに乗る国と歩道を自転車で走る国。一見ファッション産業は政治経済とあまり関係無い様に思えますが、右に右に向かうこの国の中で、ファッショントレンドを作るはずの若者の多くが「なりたい物が無いからとりあえず公務員」と言い老後の生活を心配してる国と、若者が完全にファッションとアート目的でタトゥをガンガン入れながらも堂々と仕事も謳歌出来る国

 

日本の一時代を築いた先人たちが先立つ時代の中で、若者に残された上司たちはバブルの恩恵を受け過ぎて「あの頃は良かった。」と口を揃えて言っているゾンビばかり.

「決まりだから。」と言い今までして来た事が正しいと思い込み、自分の固定観念に何の疑問も持たず何も変えようとしない。そんなザ保守的な国からどうやって無から何かを生み出す革新的なアイデアが生まれるのか

 

ある程度分かってはいた事でしたが、このたった数日で初めて訪れて生で見て触れて確信した事は、少なくとも東アジアの中でやはり日本人は他国の人達より似たような見た目をし、似たような考え方しか出来てない

日本では浮くこんな感じの外見をしながら初めて訪れる国の仕組みに戸惑う僕に、率先して手を貸してくれるオジさんや僕より若い女の子達、もちろん彼らの持ってる言語だけで

その反対で異国の友達が日本に旅行に来た時の話を聞くと恥ずかしく謝りたくなる事ばかり

道で外国人が地図を広げて明らかに困ってる時にどうにか話しかけないでくれと心で願ってる人間より、それを見て見ぬ振りをせず言葉通じなくても、無償でも助けてくれる方達の方が確実に人生の中の豊かさを感じました。

 

 

今度は日本が追いかける番なのかなと.ただでさえ美徳感覚の薄い日本人は、そろそろ追いかける準備しとかないと経済だけでなくファッションを始めとする様々な分野の文化的な部分でもあの勢いには置いて行かれそうなほどのパワーを感じました